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ギターの「フェンダー」が世界初の旗艦店を原宿に出店した理由。「アパレルの街」でアパレル超えを視野に入れる

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フェンダーのイメージイラスト
(イラスト:北沢夕芸)
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取材を終えた帰り道、原宿を歩いていた。すると、明治通り沿いに長蛇の列ができている。

全面ガラス張りの現代的ビル。その前にロープが張られ、人の列が何重にもできている。

高級ブランド店か?

いや、客層がおかしい。高齢の男性から若い男女までバラバラだ。外国人の姿も多い。

ガラス越しに店内が見える。スタイリッシュな空間に、ピカピカのギターが、まるで高級服やバッグのように飾られている。

えっ、これ、フェンダーじゃないか! 米ギター大手で、エレキギターの元祖だ。

ガラスの向こうにはソファーが置かれ、客がそこに座って、ヘッドフォンで試奏している。

かー、これ、見たことない。

ぱっと見はアパレルブランドの大型店だ。アップルストアにも見える。

私は列の最後尾に並び、スマホで調べる。

なんと地下1階から地上3階まである。以前はH&Mの大型店だったようだ。やっぱね。アパレルだよね、この立地って。

それが2年前にフェンダーの旗艦(フラッグシップ)店になった。

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