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フジ再生は「放送免許剥奪」が一番かもしれない テレビを劣化させた「80年代風」と決別する好機

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フジテレビのイメージ画像
(イラスト:北沢夕芸)
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みなさん、フジテレビを観ているだろうか。

うむ。観ていない。

まず間違いない。だって、経営陣がこの状態で、まともな放送ができるとは思えない。少なからぬ国民が8チャンネルを避けている。

そもそもフジの記者は取材が困難になっている。不祥事を起こした企業への取材はとくに厳しい。

「おい、オレたちの問題を暴く前に、フジのガバナンスはどうなってんだ!」

記者会見すら流しにくい。

「おたくの会見は生中継じゃなくて10分遅れで流したんだよね。うちの会見も問題発言は訂正したいんで、ディレイでお願いします」

実際に言われなかったとしても、皆が心の中でそう思っている。

報道やバラエティー番組もフジは観たくない。だって、評論家やタレントが忖度(そんたく)したコメントをするに決まっているから。

で、公共広告と番宣が流れる。たまに企業CMがあると、「この会社ヤバいんじゃないか?」と会社情報をググってしまう。

おちおち観ていられないのだ。常に裏読みを強いられる。

このチャンネル、要る?

どうせどの局も同じようなバラエティー化した番組を垂れ流しているのだから、1局ぐらいなくなっても問題はないだろう。

私はフジに暴論を吐こうとしているわけではない。

むしろ逆である。

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