
(イラスト:北沢夕芸)
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再発ガンのステージ4bと診断され、抗がん剤治療を始めたことは、すでにこのコラムで触れている。
で、さまざまな方から連絡をいただくようになった。おおむね3つのパターンに分類できる。
まず1つ目は、ただただ心配してくれている人たち。
「大丈夫ですか」
恐る恐るメールを打ってくる。かなり逡巡した様子がうかがえる。
うむ。私は変わらぬ生活を送っている。ステージ4bだからといって、骨と皮になってベッドに横たわっているわけではない。
リンパに再発したガンなので、今のところ症状はない。抗がん剤も、免疫を活性化させるものを使っているため、髪の毛が抜けることもない。
だから、久々に知人に会うと、「あれっ、ステージ4なんですよね?」と拍子抜けされる。
ま、最悪のケースを想定してもらう方がいいかもしれない。ステージ4bのガンは治らないんで。
民間療法も「がんばって」もいいんじゃね
で、2つ目のパターンが、なんとか病(やまい)から回復させようと、意気込んで連絡をとってくる人たち。当然ながら、長文のメールが送られてくる。そして、「これをやれば治る」という治療法が記されている。
いやあ、返答に困るわあ。
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