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「時間が足りない医師」「がん患者への緩和ケアの遅れ」「患者と医師との対話の不足」…。疾患別の治療アプリが患者の「QOL」向上に有効だ

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デジタル医療の世界とバーチャル空間
(写真:Graphs/PIXTA)

万病のもとになるという不眠症。この症例に対しては、認知行動療法が推奨されているが、睡眠薬が処方されることが多いと耳にする。その理由は単純で、1人の患者に十分な時間を費やすことが難しいからである。

しかしアプリを活用すれば、睡眠薬という薬物療法に頼らずに認知行動療法が実現できる。2014年の薬機法(旧薬事法)の改正によって、治療アプリも医療機器として認められるようになった。先進的な起業家はすでに治療用アプリをプログラム医療機器として開発し、製造販売の承認を取っている。

複数の治療用アプリの開発

その一人が「サスメド」を創業した上野太郎氏である。上野氏は、保険収載の手続きを進めようとしている。その意義は何なのか。

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