「話し方で大損している」と感じる人の三大口癖 「自分を正しく盛る秘訣」で人生、変わります

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3つ目は「『間を埋める言葉』に注意する」ことです。

【3】「えー」「あー」「あのー」など「間の埋め言葉」に注意する

リモートでの会議が増えて、話し手のあの言葉が妙に気になりませんか。リアルで会って話をするときには、それほど気にならないのに、リモートだと声に意識が集中してしまうため、なぜか耳障り。

それが、英語では「filler word(穴埋め言葉)」と呼ばれる、

「えー」「あー」「あのー」

といった「間(ま)を埋める」言葉です。

人は話し方にさまざまなクセを持っています。「『思います』『させていただきます』を多用する」「一文が長い」、あるいは「『●●が~』『●●で~』と語尾が伸びる」などなど、自分では気づきにくい「話し方のクセ」はたくさんあります。とくに、この「穴埋め言葉」は誰でもついつい使ってしまいがちです。

自分ではなかなか気づかない「話し方のクセ」ですが、意識することで取り除くことができます。人前で話すことが大の苦手だった私は、6年前に渡米し、ニューヨークでコミュニケーション修業を重ねました。

アクティングスクールや、ボイストレーニング、プレゼンのワークショップなど無数の現場に通い、「自信を持って話せるスキル」を学びましたが、「トーストマスターズ」と言われる、パブリックスピーキングのサークルにも参加していました。

岡本純子さんのトークイベント『世界最高の話し方』1DAY講座を11/21(土)14時より天狼院書店「Esola池袋店」で実施します。オンラインでの参加も可能です。詳しくはこちら (画像:maruco/PIXTA)

そこで徹底されていたのが、この「穴埋め言葉」をなくす練習です。英語の穴埋め言葉は「um」「ah」「so」「like」といったものですが、自分がプレゼンをしている間に、どれだけそういった言葉を使ったのかをほかのメンバーが数えてくれました。どれぐらい使っているかを意識することで、「穴埋め言葉」は減らしていけるからです。

みなさんもぜひ、スマホなどで「自分の話している姿」を録画してチェックしてみてください。「意識していなかった話し方のクセ」に気づくはずです。

話し方を「ほんの少し変えるだけ」でOK

ほかにも「ジェスチャー」「姿勢」「言い回し」などをほんの少し変えるだけで、「あっという間に自信を持って話せる方法」は数多くあります。

「堂々と話すことができないのではなく、その『正しい方法』を知らないだけ」。誰でもいつからでも、その達人になれます。みなさんもぜひ、「話し方」を変え、「人生」を変えてみてください

岡本 純子 コミュニケーション戦略研究家・コミュ力伝道師

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おかもと じゅんこ / Junko Okamoto

「伝説の家庭教師」と呼ばれるエグゼクティブ・スピーチコーチ&コミュニケーション・ストラテジスト。株式会社グローコム代表取締役社長。早稲田大学政経学部卒業。英ケンブリッジ大学国際関係学修士。米MIT比較メディア学元客員研究員。日本を代表する大企業や外資系のリーダー、官僚・政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチ等のプライベートコーチング」に携わる。その「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれる。2022年、次世代リーダーのコミュ力養成を目的とした「世界最高の話し方の学校」を開校。その飛躍的な効果が話題を呼び、早くも「行列のできる学校」となっている。

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