3つ目は「『間を埋める言葉』に注意する」ことです。
リモートでの会議が増えて、話し手のあの言葉が妙に気になりませんか。リアルで会って話をするときには、それほど気にならないのに、リモートだと声に意識が集中してしまうため、なぜか耳障り。
それが、英語では「filler word(穴埋め言葉)」と呼ばれる、
「えー」「あー」「あのー」
といった「間(ま)を埋める」言葉です。
人は話し方にさまざまなクセを持っています。「『思います』『させていただきます』を多用する」「一文が長い」、あるいは「『●●が~』『●●で~』と語尾が伸びる」などなど、自分では気づきにくい「話し方のクセ」はたくさんあります。とくに、この「穴埋め言葉」は誰でもついつい使ってしまいがちです。
自分ではなかなか気づかない「話し方のクセ」ですが、意識することで取り除くことができます。人前で話すことが大の苦手だった私は、6年前に渡米し、ニューヨークでコミュニケーション修業を重ねました。
アクティングスクールや、ボイストレーニング、プレゼンのワークショップなど無数の現場に通い、「自信を持って話せるスキル」を学びましたが、「トーストマスターズ」と言われる、パブリックスピーキングのサークルにも参加していました。
そこで徹底されていたのが、この「穴埋め言葉」をなくす練習です。英語の穴埋め言葉は「um」「ah」「so」「like」といったものですが、自分がプレゼンをしている間に、どれだけそういった言葉を使ったのかをほかのメンバーが数えてくれました。どれぐらい使っているかを意識することで、「穴埋め言葉」は減らしていけるからです。
みなさんもぜひ、スマホなどで「自分の話している姿」を録画してチェックしてみてください。「意識していなかった話し方のクセ」に気づくはずです。
話し方を「ほんの少し変えるだけ」でOK
ほかにも「ジェスチャー」「姿勢」「言い回し」などをほんの少し変えるだけで、「あっという間に自信を持って話せる方法」は数多くあります。
「堂々と話すことができないのではなく、その『正しい方法』を知らないだけ」。誰でもいつからでも、その達人になれます。みなさんもぜひ、「話し方」を変え、「人生」を変えてみてください。
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