2つ目は「『過度なへりくだり』をやめる」ことです。
「主導権をとりたい場面」では過度なへりくだりはいらない
謙譲語とは、相手を敬って、自分を低い立場において話す言葉ですが、本来なら対等であるべき人に、むやみにへりくだる言葉を使うことで、「私はあなたより下の立場にいるのだ」とメッセージを発していることがあります。
カリスマ性を上げたいと考えるのであれば、過度に丁寧すぎる言葉が「仇」になるのです。
例えば、最近よく聞くこの言葉。「〇〇させていただきます」。そこに、「と思います」まで加わって、「ご紹介させていただきたいと思います」などといった言い方をしていませんか。これは「ご紹介いたします」でまったく問題ないわけです。
務めさせていただく → 務めます
拝見させていただきます → 拝見します
についてお話させていただきます → についてお話します
確認させていただきます → 確認いたします
これで十分ですよね。「一文はなるべく短く、言い切る」ほうが言いやすく、聞き取りやすい。そして、より確信をもっているように聞こえるのです。
日本人は「名刺は相手より低い位置で出す」といったような、極度に自分を小さく、下に見せるしぐさやマナーに縛られ、知らず知らずのうちに、自信なさげにふるまうことに慣れてしまっている一面があります。
丁寧で失礼に当たらない言動は大切ですが、会議やプレゼンなど、リーダーシップや主導権を取りたい場面で、「過剰なまでにへりくだる必要はまったくない」ということです。
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