「いや~これがその、秋葉原のオタクワールドか。すっごいな~」
この関西弁の独特の出だしは往年の大人気コラム「グローバルエリートは見た!」を彷彿とさせるわけだが、実はこの週末、来日中のわが師・グローバルエリート御一行様と共に秋葉原の散策に行ってきたのである。
といってもグローバルエリートは当初、某教育機関での講演のために秋葉原に来られたわけだが、急な事情で講演がキャンセルになり、その空いた時間を秋葉原散策に費やされた、というのがその実情である。そこで今回は、懐かしのグローバルエリート来日特集、秋葉原珍道中レポートをお届けさせていただこう。
秋葉原は日本一インターナショナル?
まず秋葉原で感心したのは、その豊かな国際性である。道端を歩いていても世界各国からの観光客が押し寄せており、それも秋葉原がイメージさせるようなオタッキーな観光客ではなく、クールな様相の美男美女カップルとか、外国人観光客の親子連れのみなさんとか、留学生らしき御一行様とか、ヨーロッパからアフリカからアジア、東南アジアまで、これほど国際性豊かな都市が日本にあるだろうか。
押し寄せる観光客からの需要を取り込もうと、店員さんも欧米系やインド系、中国系、韓国系などさまざまな国の人々が働いている。海外の諸都市で暮らした後に東京にやってくると、どうも国際性が物足りなく感じることが多いが、秋葉原に関しては香港やシンガポールもびっくりなくらい、きわめてコスモポリタンな雰囲気が漂っているのだ。この国際性を、別に六本木のように便利なビジネス街でもないのに実現できているところが、大したものではないか。
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