中国は春節に入った。約1週間は旧正月のお休みで、中国国内で民族大移動が行われ、日本にも多くの中国人旅行者がやって来ている。先日までは、中国の政府もマスコミも、あれほど「反日キャンペーン」をしていたはずなのに、なぜこんなに日本に中国旅行者が来るのだろうか?この現象を分析してみたい。
旅行で中国人も、日本の良さがわかってきた
論点は中国人の「本音と建前」にある。春節休みにこれほどの旅行者が来るとは信じられないことであるが、福建省の老朋友(古い友達)とごく最近宴会をした時に、以下のように言われて、「なるほど」と納得した。
①中国は環境汚染がひどいのに、日本は「PM2.5」の心配をほとんどせずに済むので本当に安心だ。
②中国の食品は危ないものもあるが、日本で食べる食品はおおむね安全で新鮮で美味しい。
③中国の観光地に行くと混雑していてゴミも多い。だが日本はほとんどどこでも綺麗だ。
④中国で買い物をすると偽物が少なくない。だが日本人は正直なのでほとんど心配ない。
⑤中国では軍国主義の日本の話ばかりTVで放映しているが、全部ウソだとわかった。
⑥中国のサービスは金儲けが主体だが、日本のホテルや旅館の「おもてなし」は最高だ。
彼が言っていることは多少の「よいしょ」もあるが、ほとんどはホンネで言っている。
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