(第26回)Twitterを学びに生かす

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3)時間を決め、取り組む

 Twitterで情報を得る、発言する。ということは、ほかに何かをする時間を犠牲にする、ということだ。Twitterはフォロー数やフォロワー数が増え、入手できる知的刺激が多くなればなるほど面白くなってくる。中にはTwitter中毒と呼べるような人もいる。だからこそ、時間を決めて取り組むことが大切だ。朝と夜1時間ずつ、残りはすき間時間に活用する、など、自分でルールを決めることが大事だろう。

 私も、Twitterを使うようになってからずいぶんと自分の時間の使い方が変わった。激減したのはゲームをする時間だ。ヘビーゲーマーだった私がすっかりゲームをしなくなったのは、良いことではあるのだが。

 経済学についてより深く学ぶことを目的とした場合、私は次のような人をプロフィール検索し、片っ端からフォローする。「経済学者」「経済学を専攻している学生」「企業経営者」「政治家」などだ。SNSとの最大の違いは、興味を持った人の発言を手軽に追えることだ。この面白さに気づけるかどうかが、Twitterを学習ツールとして使えるかどうかの境目になる。
 発言を追える範囲でフォローしていく。200人をフォローすると、50人ぐらいはフォローを返してくれるはずだ。「○○を勉強しているんだけど、面白い(orわからない)」とつぶやくことで、同じ興味・関心を持っている人が反応してくれることもあるだろう。
 フォローを返してくれず、発言も面白くない&ピンとこない人はリムーブ(フォローを外す)する。そしてまたあらためて、面白そうな発言をしている人をフォローしていく。フォロー数をして効率良く増やすためには、自分が面白いと思っているブログの書き手をフォローし、その書き手が@やRTを用いて交流している人を芋づる的にフォローしていくとよい。
 このやり方を継続していくと、2週間もすれば、フォローしている人もフォロワーもかなりの数になり、手に入る情報や知的刺激は飛躍的に増えていることだろう。

4)活動を見直す

 ある程度Twitterを使いこなせるようになったら、次に必要なことは活動の見直しだ。考えていた以上にTwitterに時間を費やしていないか? 無目的にさまざまな人をフォローして、本当に欲しい情報が埋もれてしまっていないか? 思うようにフォロワー数が増えていないのはなぜか? これらのことを検証する必要がある。

 Twitterを利用していると細かな悩みがいくつも出てくる。悩みが出たときはその場でつぶやいて、フォロワーから助言をもらい、自分にあった方法を採用していこう。
 たとえば、「つぶやきが追えなくなってきた」という悩みをつぶやけば、心優しいフォロワーが次のような解決策を教えてくれるのではないだろうか。

・リスト機能を使って、重要な人はリストで追うようにしよう。(勝間和代さんなどはこのタイプ。たくさんフォローして、リストを使う)
・必要ない人をリムーブして、すっきりしよう。
・すべてのつぶやきを追う必要なんてない。重要なつぶやきは、何度も引用されていつかは出てくる。出会えなくても縁だと思うようにしよう。
・Twitterを便利に管理できる専用クライアント(Hootsuiteなど)を使おう。
 といったものだ。悩みが出たとき、自分でも解決できなければ、フォロワーに相談し、解決していくこと。これがTwitterの有効な使い方だ。

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