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社会に出て仕事を開始して早10年以上、歳も30後半にさしかかってきました。私の悩みは、学生の頃親しかった友人たちの一部とどんどん話が合わなくなってきている現状についてです。
当時はものすごく仲がいいグループのようなものがあり、20代の頃もワイワイとやっていたのですが、どうも30中頃を過ぎたあたりから色々なモノに対する価値観の相違なのか、話が合わずにつまらないと感じる機会が増えてきているように思います。
もちろん仕事が違うとか、年収が違うとか、家族がいるいないとか、いろいろと個々人の人生における差が顕著になってきていることはあるとは思ってますが、そうはいってもずっと仲がいいですし、皆が皆に対してそういった違和感を感じるというわけではありません。同じ会社の同期でも話が合うのと合わない人がいますが、そうはいっても学生時代からの友人なので複雑な印象を持ちます。
先日も久しぶりに会った学生時代からの友人にいきなり「お前は仕事に対して最近以前ほど熱くない気がする」と批判され、久しぶりなのと相まって思わずカチンときてしまいましたが、こういったことは社会に出ると仕方のないことなのでしょうか?
会社員 岩瀬
友情とは「洋服」のようなもの
友情というものは洋服のようなもので、どちらかが大きくなったり小さくなったりするとどうもズレが生じるものです。とくに学生時代の友人ということは、まだ自分たちの価値観や進むべき道が確立されていない状態で出会ったものですから、そのときは何も感じなくとも社会に出て価値観などの相違によりズレが生じるのは仕方のないことです。
学生時代の友人や会社の同期というのは、たまたまその場にいた人です。
そもそもそういった前提であるがゆえに、すべてにおいて気が合ったり、すべてのことに対する価値観が合うという前提を持つべきではありません。
とはいえ、価値観が異なるからといって拒絶する必要もなく、お互い、またはどちらかが価値観の違いを認め合うまでに成熟すればよいのです。
本当の大人というのは、自分自身の経験などに応じて物事に対する自分なりの志や価値観を持って、つまり軸をもって人生を歩んでいる人のことです。
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