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「格」は他人に定義されるべきものではない
職業人としての価値は勤務先の会社で決まるものでは決してありません。人生における「格」を定義付けるのは一個人としての自分自身であり、自分自身の価値観です。
つまり、人生において「格」なるものが存在するとしたら、それは他人に定義されるべきものではなく、あくまでも自分自身で定義し、形成するものであり、問われるのは個人としての自分自身を自分でどう捉えるかという結果としての「格」です。
どこの組織に所属しているかはそもそも大した問題ではありませんし、特定の会社に在籍するという事実だけをもって優劣など判断できるはずもありません(そもそもなんの優劣だ、という問題すらあります)。
「大きい企業だからすごい」という人がよくいますが、この場合のすごいのは「会社」であり「会社の規模」であって、所属する人ではありません。
頂戴した相談を拝見すると、ご友人たちは会社の規模をもって「社格」なるものを語っているようですが、繰り返しですが「格」なるものは個々人の持つ価値観によって何が優れているとするかは変わるものです。つまり、本来重要視するべきは、周りの意見うんぬんではなく、「さっきーさんが納得する人生を歩んでいるか否か」です。
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