友達に「会社の格」をバカにされたときの対処法

「うちと違ってお前んとこコロナで大変だろ」

会社の「格」を意識したほうがいいのでしょうか?(写真:sasaki106/PIXTA)

→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

先日、学生時代からの友人たちにこう言われました。「会うたびに勤務先の“格”が落ちるね」と。
自分自身はそういった考えを持っていなかったのですが、私はいわゆる私立のトップ大学を卒業後、大手の商社に就職し、その後中小のコンサル会社、中堅の会社を経て現在はベンチャー企業に勤務しています。
自分としては着々と成長路線を歩んでいると思っているのですが、先日そう言われたことを受け、不覚にも自分の感覚が世の中とちょっとずれているのでは、と思い始めてしまいました。
折しも世の中はコロナ騒ぎの最中でもあり、確かに吹けば飛ぶような現在の会社にいてハラハラドキドキしているのも事実ですし、「うちと違ってお前んとこ今大変だろ」とかなぜか上から目線で同情されるのもつらいです。
30代も中盤になった今も将来の見通しが立たない身の上。将来が約束された大企業に勤める友人たちとの差は開く一方かもしれません。些末な話で失礼ですが、合コンに行っても昔のほうがモテた気がします。
今後を生きていくうえでやはり会社の格を意識したほうがいいのでしょうか。今後の転職時の参考までにご意見お聞かせください。
会社員 さっきー

「格」は他人に定義されるべきものではない

職業人としての価値は勤務先の会社で決まるものでは決してありません。人生における「格」を定義付けるのは一個人としての自分自身であり、自分自身の価値観です。

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つまり、人生において「格」なるものが存在するとしたら、それは他人に定義されるべきものではなく、あくまでも自分自身で定義し、形成するものであり、問われるのは個人としての自分自身を自分でどう捉えるかという結果としての「格」です。

どこの組織に所属しているかはそもそも大した問題ではありませんし、特定の会社に在籍するという事実だけをもって優劣など判断できるはずもありません(そもそもなんの優劣だ、という問題すらあります)。

「大きい企業だからすごい」という人がよくいますが、この場合のすごいのは「会社」であり「会社の規模」であって、所属する人ではありません。

頂戴した相談を拝見すると、ご友人たちは会社の規模をもって「社格」なるものを語っているようですが、繰り返しですが「格」なるものは個々人の持つ価値観によって何が優れているとするかは変わるものです。つまり、本来重要視するべきは、周りの意見うんぬんではなく、「さっきーさんが納得する人生を歩んでいるか否か」です。

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