「家政夫ナギサさん」に日本人がハマる納得の訳 コロナ禍で蓄積したストレスをスッキリと解消
現実の世界ではコロナ禍が長引き、ストレスたまり放題である。おうち時間が長引いて、断捨離して部屋がすっきりした人もいるだろうけれど、気持ちのストレスは片付かない。そんなとき、生々しい生活、あるいは人生の負の部分を描いたドラマは負担になる。『ナギサさん』はそんな今の日本人の状態にぴったりで、とことん面倒なことが省かれている。
ドラマの題材になりがちなドロドロがいっさいない
『ナギサさん』にはこれまでドラマの題材になりがちな、三角関係、上司や部下との揉め事、仕事の失敗、家族との問題などが1つもない。モラハラ、パワハラいっさいなし。モラハラを気にして、社員同士で飲み会をしないということもなく、しょっちゅう集まって、コミュニケーションを円滑にしている。
『半沢直樹』がストレスをためにためたすえ、「倍返しだ!」や土下座強要で発散し解消することとは逆に、『ナギサさんは』は最初からストレスをつくらない。極めて平和的なのだ。
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