「グダグダの夏休み」が見違える1週間計画法 例年以上に変則的な日々に親たち悲鳴

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手順3:終わったことは「赤」で消し込み作業する

何が終わっていて、何が終わっていないのかがぱっとわかるようにします。そうすることで、終わっていない部分に対して、「やらなければ」という意識が子どもの中で働く仕組みを作ります。

手順4:終わらない作業は、土日で調整する

どうしても終わらない部分が出ることを見越しておくのもコツで。最後の追い込みを、比較的時間が取れる土日で仕上げるチャンスをあらかじめ作っておきます。

手順5:1週間でどれだけ、はじめの「こうなっていたい」状態に近づけたかを検証する

理想に近ければ近いほど、その“ゲーム”をクリアできたということです。この1週間スケジュール法はある種のゲームなのです。ゲームなので、できない部分があっても親は何も言いません。子どもは自分でそれを感じているため、あえて言う必要はないのです。

強制せず選択肢を出すだけに

最後に:1週間終了したら、次の1週間も更新するかどうか、子どもに判断させる

親は「更新するか、しないか」という選択肢を出すだけにし、子どもに判断させます。親が「次の1週間もやりなさい」と強制すると、子どもはもう二度とスケジュールを作ることはないでしょう。しかし、上記の手順で進めていけば、「次の1週間もやってみたい」という言葉が返ってくる可能性は高くなることも。これは、筆者が開発した「子ども手帳」の実践例などからわかっています。

お子さんの夏休みの勉強に心配があるかたは、ぜひ以上のような方法を試してみてください。子どもが楽しめるようになってきたら、その後も継続してみるといいでしょう。

石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育評論家

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いしだ かつのり / Katsunori Ishida

1968年横浜生まれ。20歳で起業し、学習塾を創業。4000人以上の生徒に直接指導。講演会やセミナーを含め、5万人以上を指導。現在は「日本から 勉強が嫌いな子を1人残らずなくしたい」と、Mama Cafe、執筆、講演を精力的に行う。国際経営学修士(MBA)、教育学修士。著書に『子ども手帳』『子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」』、『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』ほか多数。

講演、執筆相談はこちらから。

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