「口うるさい親」が子どもの成績を下げる"必然"

気づかず子どもの短所ばかり指摘する悲劇

「勉強しなさい」と口うるさく言ってしまっていませんか?(写真:Fast&Slow/PIXTA)

※石田勝紀先生へのご相談はこちらから

中2と、小5の娘がいる母親です。小学校4年生から通っていた進学塾を成績が上がらないため(期末で平均点が取れない)中1のときにやめました。家庭教師も頼んでみましたが、少し点数は下がりました。中2になってこのまま塾に通わなくていいのか、個別に通ったらいいのか、どうすればいいのかわからなくなってしまいました。
中2の娘は私が口うるさいため「どちらでもいいよ」という感じです。学校の宿題、課題はしっかりと親が言わなくても提出しています。受験のためには塾選びはどうすればいいのでしょうか?
小5の娘は、私が「勉強しなさい」と口うるさく言ってしまっているため、勉強嫌いになってしまいました。これからどのように声をかけていったらいいのでしょうか。
(仮名:田浦さん)

「口うるさい親」と聞いてドキっとした人へ

この質問内容を読んで、「ドキッ」とした方もいるのではないでしょうか。「勉強しなさい」と口うるさい親、これはまさに自分ではないかと……。

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もちろん、それが必ず子どもの勉強嫌いに直結するとは限りませんが、筆者が過去数千人の親子を見てきた経験から、そうなる可能性は決して低くありません。

田浦さんのご質問は、中2の子のための塾選びと、勉強嫌いになった小5の子にどう声かけをするのかという2つの内容ですが、実はこの2つの質問への回答は1つに集約できます。

それは、「これ以上、子どもの勉強に関しては『声かけをしない』」ということです。

中2の娘さんは、「どちらでもいいよ」と投げやりになっています。親が介入しすぎるせいで、自発性を失っている可能性もあります。親の必死な声かけも、もはや「うざい」と思われているだけかもしれません。

こうした状況で、親が塾選びに必死になっても効果は薄いどころか、逆効果になると思われます。もし「◯◯のような塾がいいでしょう」と聞いて、入れたとしても、成果が出ずに親がまたやめさせる……そんな展開も想像できます。

次ページ問題の本質は塾の選択ではなく、親のあり方
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