「グダグダの夏休み」が見違える1週間計画法 例年以上に変則的な日々に親たち悲鳴

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せっかくできた生活リズムが夏休みで崩れ、学習意欲がなくなってしまわないか心配です(写真:Ushico/PIXTA)

※石田勝紀先生へのご相談はこちらから

小学校5年生の子どもがいます。新型コロナによる休校とその後の分散登校、さらに学校再開と新しい生活リズムができたと思ったら崩れ、これから3週間の夏休みでまた崩れることが心配です。生活リズムもそうですが、それによって勉強がままならず、出された課題も私が声かけしないとできない状態です。このままだと、やる気もなくなり、潰れてしまうのではないかと不安です。どうにもできない現状にアドバイスをいただけますでしょうか。
(仮名:大峯さん)

例年以上に大変な夏休みがやってきた

例年とは異なるイレギュラーな夏が始まりました。例年であれば、夏休みの日数と宿題の量はだいたい同じで、子どもたちは比較的スムーズに夏休みの生活パターンを作っていきます。しかし、今年は日数も宿題の量も例年とは違います。休校やオンライン授業といった変化が続いたこれまででしたが、まだまだ変化、変化の連続です。子どもたちは新しい習慣を身につけることが非常に難しい状況におかれています。

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こうした中、いま重要なことは、「やるべきことの見える化」です。もっというと、スケジュール化です。

学校から渡された夏休みのスケジュール表では不十分です。なぜなら、提出義務があるので子どもは渋々書きはしますが、それどおりに生活している子がどれだけいるでしょうか。書いたことを実行するための仕掛けもそこにはありません。

そもそも小学生くらいの子どもはまだ時間の観念が薄いので、数週間以上の長期の計画にはうんざりしがちです。

そこで、おすすめしたいのが「1週間スケジュール法」です。詳しくは後述しますが、1週間という短期で更新していくため、やる気が続き、環境変化にも柔軟に対応できます。

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