子どもの将来は「安定志向」と「役に立つ仕事に就いてほしい」--バンダイこどもアンケート

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「男の子には公務員、女の子には看護師」--。バンダイナムコホールディングス傘下のバンダイは、0歳から12歳の子どもを持つ保護者に「子どもに将来なってほしい職業は何か?」をテーマにしたアンケート調査を実施した。男の子の1位は、不透明感の漂う景気を反映するように、安定志向の「公務員」、女の子は人の役に立つ仕事として「看護師」が断トツ1位となった。

バンダイは雑誌、新聞、インターネット上で行っているアンケート付きプレゼント企画への回答を集計した「バンダイこどもアンケートレポート」を月1回発表している。質問内容を玩具に限定することなく、幅広い視野から子ども達の生活に密着した生の声をまとめ、現代の子ども達の実態を解き明かしていく、というのがその狙い。

昨年10月に「子どもになって欲しい職業」を自由回答方式(複数回答含む)により、男の子の保護者1000人、女の子の保護者1000人からアンケート回答を得た。それによると、男の子は「公務員」134人、13.4%に続いて、2位が「プロ野球選手」114人、11.4%、3位「医師」97人、9.7%、4位「スポーツ選手」69人、6.9%、5位「プロサッカー選手」54人、5.4%。女の子は「看護師」201人、20.1%に続き、「保育士」83人、8.3%、「パティシエ」78人、7.8%、「薬剤師」77人、7.7%、「公務員」69人、6.9%。

「看護師」を望んでいる保護者のコメントは、「人の役に立っていることが実感できて、充実した日々を送ってほしいから」「私が看護師として働いた経験からも、大変な職業ではありますが、やりがいがある仕事だと思うからです」など人の役に立つ仕事に就くことを願う保護者が多く見受けられた、という。また、女の子の保護者のコメントには、「結婚・出産後も働ける環境が比較的整っている医療関係に就いてくれたらなぁと思っています」というものもあった。

「公務員」は「私も主人も公務員ですが、やはり安定といった点では一番いい職業だと思います」「子どもの夢もありますが、現実的には安定して働ける公務員がよい、と親の立場から考えてしまいます」などといったコメントが多数寄せられた、という。
(鶴見 昌憲 =東洋経済オンライン)

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