在宅勤務中に成長する人は「音声」を使っている オフィスじゃできない「英語漬け」「音声入力」

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このように、気分を盛り上げたり、気分転換のために音楽を活用している人はすでに多いと思いますが、本稿ではさらに情報のインプットとしての音声活用を提案します。

例えば、ラジオであれば、radikoアプリでいろいろな情報をインプットしながら仕事をするということも可能です。AppleのPodcastアプリにも、さまざまなコンテンツがあります。AmazonのAudibleというオーディオブックコンテンツもありますし、ほかにも、VoicyやHimalayaなどの音声コンテンツプラットフォームも出てきています。これからもどんどんコンテンツが増えていくでしょう。

在宅勤務という、人の目を気にしない働き方だからこそできる「ながら」情報インプット術です。

また、英語のスキルアップも在宅勤務と相性がいいでしょう。普通にオフィスで働いていたら、日中の時間はほとんど英語に触れられません。それが在宅勤務であれば、長時間英語漬けになれるわけです。

例えばPodcastにある英語コンテンツ「Monocle24」というシリーズには、Entrepreneurs(起業家)やCulture(文化)、Design(デザイン)などのテーマ別にプログラムが用意されています。それから、BBC Radio 4も勉強になります。ドキュメンタリーやインタビューなどを中心としたプログラムで、適度に専門用語が出てくるので、知識を広げるという意味でも効果的だと感じます。

これらを家で流しっぱなしにして仕事をすれば「在宅勤務を始めてからというもの、英語のスキルが格段に上がった」なんていう人も出てくるんじゃないかと思います。英語のスキルアップなら、間違いなく在宅勤務です。

寝そべりながらアウトプットを増やせる夢の方法

これまで情報のインプットばかりご紹介してきましたが、実は情報のアウトプットについても在宅勤務ならではの方法があります。それが音声入力です。

音声AIスピーカーに代表されるように、音声認識の精度は昨今格段に上がりました。かなり複雑なことをしゃべっても、的確に漢字変換もしてくれます。十分に仕事で使えるレベルになったと言えるでしょう。先日上梓した私の本『在宅HACKS!』も、最初の原稿は音声入力で書いています。

キーボードで入力すると、入力スピードがボトルネックとなって文章がなかなか進みませんが、音声はその何倍もの速度で入力していけます。音声入力がなければ、この本を書き上げるのに3倍の時間がかかっていたと思います。

ところで音声入力という方法は、それほど新しいモノではありません。一昔前に確立されたテクノロジーで、今までもすでに外国人はよく音声入力でSNSの入力をしています。でも、日本人でそれをしている人はほとんど見たことがありません。私の周りを見渡しても音声入力を使っている人はごくわずかです。

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