インドで働く日本人社員をいかにケアするべきか?-第2回(全3回)「食事と勤務制度」編

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私が赴任した時は社長が50代で、取締役が約40歳でしたが、そのほかは35歳前後でした。役職は課長クラスです。インドで新規プロジェクトを立ち上げるということで、体力・気力のある年代が選ばれたと思います。私は33歳でした。

--何年ぐらい駐在するのですか?

弊社では、海外勤務は5年間がメドですが、インドの場合は3年となっています。環境が厳しいので5年間は長すぎるということです。海外勤務には手当が付きますが、この手当もインドが一番高額です。

また弊社の場合、海外赴任者は年に2回社費で一時帰国できる制度がありますが、インドの場合は年に4回帰国することができます。インド赴任者には特別に健康管理休暇が年2回与えられるのです。

極端なことを言えば、日本人にとってインドにいること自体がストレスなので、年に数回インドを出るということが重要です。

デリーのような都会と違い、ハルディアでは社宅と工場という塀の中の生活となってしまうので、環境を変えてリフレッシュする必要があります。

後藤 啓 ごとう・あきら
三菱化学株式会社 人事部労制グループ・グループマネジャー。1998年から2001年までインド子会社MCPIの人事総務部長としてインド(西ベンガル州)に駐在。

(聞き手:東洋経済HRオンライン編集部:田宮寛之) 

※第3回「セキュリティと健康」編は22日に配信予定。

 

人事・労務が企業を変える 東洋経済HRオンライン

 

 

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