インドで働く日本人社員をいかにケアするべきか?-第2回(全3回)「食事と勤務制度」編


今では食堂に日本人もタイ人もいませんが、インド人だけで寿司を作ることができるほどレベルが高いです。

ただ、インド人だけに任せておくと、知らず知らずのうちに味が狂ってくるので、日本人調理師が定期的に味のチェックや調理指導に行っています。

--メニューはどのように決めますか?

日本人調理師がメニューを決めて、それを写真に撮り、食材や調味料の分量を細かくきっちりと決めます。

日本食に関してはインド人に味見をさせてはいけません(笑)。彼らにとって美味しい味とは日本食としてはおかしな味を意味するからです。とにかく日本人作ったメニューどおりに調理すれば美味しい日本食ができるようにしました。

インド駐在員には特別配慮

--ところで、インド駐在員はどのようにして選抜するのですか?

PTA(高純度テレフタル酸)を生産する工場なので、PTA事業を担当している人が対象となります。海外生活への適応性なども考慮するべきですが、PTA事業の担当者の中から選ばなければならないので、細かいことは言っていられません。

私はインドへ行く前に海外駐在したことはありませんでした。私以外でも海外勤務経験(インドネシア、米国)があるものは数人しかいませんでした。

英語も得意であるに超したことはないのですが、PTAの業務のスキルを優先したので、TOEICのスコアが低い社員もいました。ただ、英語に自信のない社員は赴任前に短期留学か国内で語学学校へ通うことができます。費用は全額会社が負担します。

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