自由度:自分の仕事にどれだけの裁量権(決める権利)があるか?
成長度:仕事を通じて自分の成長や前進を感じるか?
適性度:仕事や働き方は性格やスキルに合っているか?
明快度:仕事内容や役割、評価基準はわかりやすいか?
多様度:複数の仕事や役割を担ったり、柔軟に変更することが可能か?
親密度:一緒に働く同僚や顧客、所属する会社に対して親密さや安心感を感じるか?
貢献度:自分が一緒に働く同僚や顧客、所属する会社、社会に対して貢献していると感じるか?
これらの評価項目ごとにスコアをつけることで適職度合いを評価する手法がある。『科学的な適職』でも紹介されているように、項目ごとにウェイト(テストの配点みたいなもの)を決め、スコアにそのウェートを掛け合わせて合計点を出すと評価の精度はさらに上がる。この適職スコアを、今受けている求人ごとに算出して比較すれば、どの求人が自分の適職に近いか、分析することもできる。
項目ごとにウエートを設定
例えば、次のように評価項目ごとに自分がどの程度重視しているのかウェート付けしてみる。そして項目ごとにスコアを付けていき、最後にスコアにウェートを掛け合わせる。その合計スコアが高ければ高いほど自分にとって「適職度」が高い求人・会社ということになる。なおウェート付けは1~5の5段階、スコアも1~5の5段階で設定する。
しかし、ここで一つ落とし穴がある。適職は「見つけて終わりじゃない」ということだ。
確かに見つけることも大事だが、一度理想の仕事や働き方を見つけても、それが常に自分にとっての適職であり続けるわけではない。というのも、実際に仕事を始めてみたら入社前に採点したスコアとのズレが生じてしまうことがある。さらに、自分自身の強みや弱み、仕事や働き方に求める条件は、年齢やライフステージによって変わってしまう。
本当の意味で適職を手に入れるためには、次の3つのステップに分けて、つねに適職スコアを評価し、向上させるための改善アクションを取り続ける必要がある。
ステップ2:働きながら、各項目のスコアを高めるための改善アクションを考え、実行し続ける。
ステップ3:ライフステージや志向性の変化に合わせて、定期的にウェート付けをアップデートする。
ステップ1に関しては、前述の「適職スコア例」のように求人ごとに適職スコアを付け、比較すれば大丈夫だ。
ステップ2に関しては、次のように項目ごとにスコアを向上させるアクションを行う。具体的には、次のようなアクションとなる。
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