ZoomにSkype、Google Meet――。新型コロナウイルスの感染拡大で自宅待機を強いられる中、デジタルコミュニケーションの量とバリエーションは増える一方です。報道によると4月の平日昼間の通信量は、2月に比べて最大5割も増えたとのこと。
ではSNSネイティブである若者たちはどうでしょうか。“ステイホーム”する現役高校生と大学生たちに話を聞いてみると、浮かび上がってきたのは、「友達とつながる」というシンプルなキーワードでした。
進化する「オンライン飲み会」
自粛以降、大人の間でも盛んに行われているZoom上の飲み会。周囲に住む友人や同僚だけでなく、普段会えない出身地の友人と飲むなど、急速に広がりを見せていますが、若者たちもさまざまな工夫をして楽しんでいます。
例えばおなじみとなったZoomの背景変更。Snap Cameraといったアプリが普及するほか、スタジオジブリやディズニーなど、さまざまなコンテンツホルダーも公式背景を提供していますが、若者たちの間にはオリジナルのテーマ設定をして楽しむ人たちも。
「例えば飲み会のテーマを"裏社会"にしたりして、それに合った画像を探してきてやったりしてます」(Kくん、大学生)
「就活生同士の飲み会のときは、自分たちの就活写真を背景にしました」(Oくん、大学生)
自分の"推し"(好きなタレント、アーティスト)を背景にすることもはやっています。一緒に飲んでいるような見え方にしたり、女子の間では”推しメン”を背景にすることも人気です。
「Zoom以外だと、”Houseparty”というアプリも人気です。スムーズに入れるのが使いやすい」(Oくん、大学生)
”Houseparty”は、2017年前後にアメリカを中心に10代の間で流行したビデオチャットのアプリですが、コロナの影響で人気が再燃しています。
最大8名まで参加可能、時間無制限のほか、チャットに参加している人に個別でメッセージを送れるといった機能があります。
「たくのむ」など、オンライン飲み会に特化したWebサービスを使う人も。URLをシェアするだけでビデオチャットができる気軽さが受けているようです。
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