部屋でつながる若者たちも、外出をするときもあり、マスクは必需品です。
「YouTubeなどに作り方は多くアップされていますし、マスクを自作する人が増えています」(Kさん)
女子の間では手作りが広がり、男子はお母さんが作ってくれたりもしているようです。
ファッションブランドが1000~2000円くらいで販売している、デザインされたファッションマスクも人気。
「かっこいいマスクはすぐに売り切れます。外出できるようになってもマスクはつけるんじゃないでしょうか。バッグと同じような小物として定着しそう」(Kさん)
自然に消費し店への支援もする、自然体の若者たち
マスク装着が日常化する中、女子の間ではメイクにも影響が及んでいます。たとえば、くずれにくいメイク。
「資生堂のMAJOLICA MAJORCA(マジョリカ マジョルカ)のモイストカクテルフィクサーなどが人気です。メイクがくずれにくい」(Kさん)
ここでも、若者たちが、不自由な中でも工夫して、前向きに楽しんでいる様子が浮かび上がってきます。
このところよく言われるようになった“巣ごもり消費”という言葉ですが、もともとはあまり外に出ない若者消費を揶揄するような形で、使われてきた言葉でした。しかし、今となっては、家にいながらどれだけ楽しめるか、工夫できることのほうがクールに見えるようになりつつあります。
ごく自然に消費し、困っている店への支援もする、そんな自然体の若者たちの行動から、アフターコロナ社会を楽しむ術が見えてくるのかもしれません。
(構成:淵上周平)
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