新型コロナウイルスの影響でテレビ局は「報道・情報を除く大半の番組が収録休止」という前代未聞の状況に追い込まれています。収録休止によって番組出演していた芸能人たちの仕事が必然的に消滅。明石家さんまさん、松本人志さん、岡村隆史さん、中居正広さんらトップクラスの売れっ子ですら、「仕事がない」「ヒマ」とこぼす異例の事態となっています。
仕事がなくなり一般人と同じように外出自粛の日々を余儀なくされる中、このところネット上で積極的に発信する芸能人が急増。しかもその内容が多岐にわたり、大物芸能人の参加も少なくないのです。
ツイッターの“つなぎ”やインスタライブなども
まず最も活発なのは、ツイッターなどで行われている“つなぎ”。芸人たちによる「#ギャグつなぎ」、アーティストによる「#うたつなぎ」、新旧アイドルによる「#アイドルつなぎ」「#アイドルうたつなぎ」、スピーディーに展開される「#自撮りつなぎ」、ホリプロ所属タレントによる「#お家で小さな幸せしりとり」、吉本芸人による「#吉本自宅劇場」などがあります。
さらに、このところ増えているのがインスタライブでの発信。たとえば、ハリセンボン・近藤春菜さんは4月7日にインスタグラムをはじめ、「とりあえずはインスタライブ専用」と宣言。「ぜひライブを一緒にやりましょう」と芸能人たちに声をかけ、さっそく友人の水川あさみさんとのやり取りを配信し、夫の窪田正孝さんが飛び入り参加したことで大きく報じられました。そのほかにも嵐の5人もライブ配信を行っているほか、オンライン飲み会の様子を配信する芸能人もしばしば見られます。
YouTubeでも、この1カ月あまりだけで、佐藤健さん、柴咲コウさん、松田聖子さん、玉置浩二さん、中川翔子さん、横山由依さん、長州力さんらがチャンネルを開設。さらに業界内では「収録休止が長期化したら、お笑いBIG3クラスの超大物もデビューするのでは」という噂もあります。
ここまで多くの芸能人がネット上の動きを活発化しているのは、なぜなのでしょうか。タレント、芸能事務所マネージャー、芸能記者、放送作家などから聞いた話をもとに、単に「ヒマだから」ではない事情や本音、さらに活発化によるビジネス上のリスクを挙げていきます。
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