ステイホームで流行｢つながる遊び｣の劇的進化 家にいながらどれだけ楽しめるかを工夫

家にいる時間が長く、さまざまな配信サービスが見られているのは大人も若者も同じですが、遠くの友達と一緒にNetflixの番組を見るというNetflix Partyが人気化しています。

GoogleのブラウザであるChrome用のプラグイン、”Netflix Party”を使うと、Netflixを見ながら横のチャット画面で話ができるというもの。コロナの影響で急激に利用者が増えているようです。

（画像：Netflix Partyより）

「友達と一緒に『テラハ（テラスハウス）』を見たりしています。周りでは『梨泰院（イテウォン）クラス』が人気」（Yさん）

『梨泰院クラス』は2020年に放送された韓国のドラマで、主演は『キム秘書はいったい、なぜ？』で人気のパク・ソジュン。貧しく前科のある主人公が、トランスジェンダーや黒人、ソシオパスなど多様性豊かな登場人物たちと友情を築き、韓国トップの飲食店をつくって成り上がっていく、というストーリー。ほかにも、『愛の不時着』がNetflixのランキングで上位にランクインしており、韓国ドラマがよく見られているようです。

ゲームは「人狼」が人気

家ですることといえばやはりゲームも外せません。友達にリアルで会えないぶん、ゲームを通して友達と遊ぶことも多いようです。

例えば若者たちの間ですっかり根付いているおなじみのゲームに「人狼」があります。

LINEの人狼botアカウントをフォローし、プレーする（画像：筆者提供）

人間チームと狼チームに分かれ、人間チームの目的は、姿を隠した狼チームを見つけて倒すこと。一方狼チームは裏をかいて人間チームを倒していくというゲームです。

リアルでよく遊ばれていましたが、コロナ下の現在はオンラインに移行。オンライン人狼は、LINEの人狼botアカウントをフォローすることでプレーします。botが人狼のゲーム進行を担当してくれるので、自宅にいながら楽しめるということで人気があります。

「人狼をやる機会は増えてますね。Zoomで顔を合わせたときにやることもよくあります」（Kさん）

世界的に大ヒットしているゲーム「あつまれ どうぶつの森」もよくプレーされています。家にいる時間が長いこともあり、友達同士のつながりはもちろん、指原莉乃さんやRちゃんといった多くの芸能人もプレーしていることもあり、さまざまな交流が行われています。

「もともと人気のあるシリーズですが、コロナが蔓延するタイミングで発売されたこともあってやっている人が多いです。絵になる面白いシーンをSNSにアップしたりしてますね」（Kさん）

（画像：「あつまれ どうぶつの森」のプレイ画面より）