住まいのプロに聞いた「在宅」を快適にする術 今回は4人の子育て家族を対象に話を聞いた
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言の発令により、私たちの暮らしは大きな影響を受けています。中でも、外出自粛が要請されたことから、読者の皆さんの中にも在宅勤務や自宅待機による生活を余儀なくされ、戸惑いを感じている方が多いように思われます。
状況を難しくしているのは、仮に緊急事態宣言が終了した後でも、外出を控えなければならない状態が続くことがありうること。事態が本格的に収束するのに1年以上かかるとする見方もあるからです。要は、新型コロナウイルスとの私たちの戦いは息の長いものになる可能性があるということです。
そこで、住まいや暮らしに高い見識を持つハウスメーカーの関係者にご協力をいただき、彼らがこの状況に対して住まいの中でどのような対応をしているのかについて伺い、暮らしの工夫やアイデアをまとめてみました。
子どもとどう過ごし、在宅勤務しているか
当然ながら、彼らも皆さんと同様、個人として、家庭人として、そして組織人として、外出自粛生活に臨み、悩みを感じているはず。その対応ぶりに、先の見えない外出自粛生活を耐えるヒントが見えてくるのではないか、と筆者は考えています。
ただ、住まいはそれぞれの家族構成や暮らし方の状況によりかたちが異なりますし、現状のような限られた環境下ですので、彼らの提案は当然ながら皆さんの参考になるものばかりとは限らないことは、筆者も重々承知しています。
ですので、本稿は皆さんの外出自粛生活を改善する何らかのキッカケになればと考えて作成しました。また、今はそれどころではないかもしれませんが、今後の住まいやリフォームの検討や部屋の模様替えなどの参考にしていただければと思います。
さて、今回は【子育て家族編】です。保育施設や学校が休園・休校する中で、お子さんと家の中で過ごす状態が続く一方で、在宅勤務を求められている方が増え、生活スタイルを改善するアイデアが喫緊に求められていると感じられるからです。
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