直感型の天才が打算と地味な努力にこだわる訳 起業家4人が本音で語る「日本のサードドア」

人の助けを借りて試行錯誤する
近藤裕文(以下、近藤):ここにいる皆さんは独力で道を切り拓いてきた方ですから、『サードドア』のエピソードには重なる部分がおありではと想像します。
「シナモンAI」の平野さんは、AIスタートアップのトップランカーですが、学生時代に情報処理推進機構(IPA)の「未踏ソフトウェア創造事業」に挑戦されていますね。
平野未来(以下、平野):はい。考えてみれば私の人生は裏道ばかり、サードドアだらけでした。バックパッカーの時代もありましたが、「未踏」は私がはじめてサードドアを開いた経験ですね。
これは、世界を変えるような技術を作った人に助成金を出すというプログラムで、私はありがたいことに合計で2500万円の助成金をいただいて、最初の事業をはじめました。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら