アマゾン創業者が失敗し続けている最大理由 「50代でもサードドアは開く」沖縄起業家対談
19歳でも59歳でもサードドアは開けられる
村田薫(以下、村田):僕は東京から沖縄に移住して、2016年に起業、ソーシャルECサービスを作っています。今37歳ですが、『サードドア』を読んで、10代の若者がドアを開けるのと、37歳のおじさんが開けるのとでは違うのではないかという気がしました。若者なら応援したくなっても、僕では「お前は自力でなんとかしろ!」と言われるんじゃないかと。実際にそれで委縮した過去があるんです。
アレックス・バナヤン(以下、バナヤン):現実は、思っているほど悪くはないと思いますよ。本にも出てきますが、カル・フスマンという友人がいます。彼は50代後半のときに僕と同じような危機感を覚えていました。
彼は雑誌のライターをしていましたが、アメリカでもやはり雑誌は発行部数が落ちています。それでこの仕事に希望はないと思っていたんですね。ところが、その5年後、彼はモチベーションに関するスピーカーになり、アメリカで1番の売れっ子になりました。
10代ではない彼は、どうやってサードドアを開けたのか? 答えは、「同じ」です。19歳であれ、59歳であれ、やっていることは周りの人に助けを求めるということです。大抵は「ノー」と言われますよ。19歳なら反応さえしてもらえません。でも、自分を超えた大きなことを目指し続けていると、どこかで誰かが助けの手を差し伸べてくれるんです。
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