大学行かずポップコーン協会作った21歳起業家 カネ稼ぎにない幸せ見つけた僕のサードドア
発売からたちまち12万部突破のベストセラーとなった、アレックス・バナヤン著『サードドア:精神的資産のふやし方』。
「ポップコーンに出会って人生が変わりました」。そう語るのは世界最高峰の大学であるMITが提供する無料のオンライン講座MITxMicroMasters1期生として勉強しながら、株式会社noFRAME schools代表を務める21歳の起業家、渋川駿伍氏だ。
高校卒業後、大学には進学せず、ギャップイヤーをとってヒッチハイカーとして日本を回っていた渋川氏は、トウモロコシと出会い、人生が変わる。その後「ポップコーン起業家」としてTBS「マツコの知らない世界」にも出演。そのユニークな人生論を聞いた。
「みんなと同じ場所にいちゃだめだ」
『サードドア』は、僕がいままで生きてきた過程でうまく言語化できていなかったものを、見事にまとめてくれた本だと思いました。主人公で著者のアレックス・バナヤンが、試行錯誤しながらサードドアというものを見つけて進んでいくという一連の流れを、僕自身も体験してきたように思います。
僕にとってのサードドアは、「ほかの人がとっていない選択肢、みんなが歩いていない道」ということです。人生の岐路に立ったときや意思決定のとき、進む先に誰もいない選択肢を選びたいと考えてきました。それが僕にとっての生存戦略でもあったからです。
生存戦略といっても、「成功したい」という目的のために誰もいない道を選んだというわけではないんです。どちらかといえば、その選択肢に僕自身の存在意義やアイデンティティーを見いだしたから、という感覚に近い。その道が自分らしいから選ぶということですね。ずっと、「みんなと同じ場所にいちゃだめだ」と思ってきました。
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