「名もなき家事」で心身が壊れる前にすべきこと 「トイレットペーパーの芯」でも爆発する
また、保育園に子どもを連れていく朝。想定されるミッションをざっと以下に書き出してみます。
・洗顔・歯磨きさせる
・朝食を作る
・子どもに食べさせる
・食器を片付ける
・洗濯して干す
・子どもの服の準備と着替え
・子どものおむつ替えやトイレサポート
・保育園のカバンの準備
・検温
・連絡帳への記入
・(子どもの髪が長ければ)髪を結う
・自分の身支度
・家の戸締り
・保育園の送り
・通勤(場合によっては満員電車)……
このほか、グズる子どもをなだめる、出かけるときに遊びを中断させる――などの対応も適宜、必要になってきます。
今は、家事・育児に積極的なパパが増えていますし、家事・育児を主導するパパや専業主夫のパパもいらっしゃいますが、やはりまだまだママに負担が偏ってしまっている家庭が多いのが現状だと思います。
これらの膨大なタスクを1人で担うのはとても大変なこと。時間がなかったり、思うように回らない場合は、「朝の支度と保育園への送り」とひとまとめにして表現せず、上記のような実際のタスクを細かく書き出して客観視できるようにし、パートナーと相談してミッションをシェアすることが有効です。
「文句」+「察して」では伝わらない
家事育児について、よくパパとママ、「どちらか気づいたほうがやります」というコメントを聞くことがありますが、これは、夫婦両方がワンオペで回せるくらいにスキルが高い、ということ。
夫婦それぞれ、ワンオペでも回せるからこそ、例えば朝の支度をするときに、次に何をしなければならないのかがわかり、動けるのです。やったことがなければ「それもやらなくちゃいけないのか!」と、気づかないことがたくさんあります。その経験値を上げていくことが大切です。
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