「家事手伝おうか?」のドヤ顔に妻が絶望する訳 散らかる部屋に「昼間何やってたの?」もNG!
「家事を手伝おうか?」と言う夫と、「自分の仕事でもあるのに手伝うって何?」と怒る主婦。こんな会話が今日もどこかで繰り広げられていることでしょう。そしておそらく明日も明後日も同じであり、もしかしたら10年後も同じかもしれません――。
ネット上では家事育児について日々いろいろな意見が飛び交っていますが、家事育児を「手伝う」発言はとかく炎上しやすい傾向があります。
・「手伝う」なんて消極的だからダメ。自分の子どもでしょ?
・ 当事者意識を持ってほしい
・ その発言が出る時点でダメ
……など。この「手伝う」発言に怒りを感じる主婦は多いのです。なぜこれほどまでにこの発言が怒りを買うのでしょうか。拙著『主婦をサラリーマンにたとえたら想像以上にヤバくなった件』でも詳しく解説していますが、この「家事を手伝う」という言葉はとても簡単に炎上します。
何がダメなのか、なぜ炎上するのかがわかっていない男性はかなりの数に上ると思います。これにはきちんとした理由があります。
簡単に説明しますと「言っている本人が、普段、家事育児をしてこなかったという現実の積み重ねが背景にあり、それらが積み重なった結果、主婦には『手伝う』という言葉がのんきに聞こえてしまう」からなのです。
主婦が手伝いを求めるときとはどういうときか
主婦が本当に手伝うことを求めるとき、それはやることが複数あるマルチタスク状態のときです。子どもの面倒だけ、料理の準備だけなら自分のペースでできますし、1人でも可能です。しかし実際の家事育児は、料理をしている最中に子どもが泣き出すマルチタスクの状態が発生することが多々あり、このときに精神が削られていきます。
「大人が2人いたら簡単なことなのに……」。そう考えたことのある主婦はかなりの数いるでしょう。こういうときに、サッと子どもの相手をしてくれたら、それだけで十分なのです。
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