「家事手伝おうか?」のドヤ顔に妻が絶望する訳 散らかる部屋に「昼間何やってたの?」もNG!

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そういう猫の手も借りたいようなときに見向きもせず(または気づかず)すべてが終わってから「やることないから手伝うか」というふうに来られても、「もういい!」となるのは当たり前です。これは本来なら男女は関係ありません。ただ、家事育児をしている側からしますと、本当に求めていたときに見向きもしなかった、なかなか助けてくれなかったという感情が先なのです。

これを仕事に置き換えてみましょう。働く側にとって家はリラックスする空間ですが、主婦にとっては家こそが戦場。職場でバタバタしているときにのんきにテレビを見ている人間がいたら、「何やってるんだ」「今すぐ仕事に参加してくれ」と思うでしょう。主婦が戦場である家で夫に求めるのも「参加する」という積極的なスタンスなのです。

働く側の夫は仕事をするのが本業なので、家はプライベートな場、リラックスする場という認識です。これももっともな話です。しかし結婚したら、その時点から共同生活が始まるのです。子どもが生まれたら数年は猫の手も借りたいような状況が続きます。毎日毎日、家事育児をしてもらうスタンスではなく、主体的に参加する意識を持ち、さっさと終わらせて夫婦で休んだほうが得策なのは明らかです。

 

主婦が手伝う発言に怒るもう一つの理由

また主婦が手伝う発言に対して怒りやすいのには「のんきに聞こえる」というほかにも実は理由があります。

パートナーに対しては、主婦に「余裕がないから」です。家事をしつつ育児をし、育児をしつつ家事をする。そんな日々を送っているとちょっとしたことですぐ余裕を失ってしまいます。そしてパートナーのたまたま言った「手伝うよ」という言葉に過剰に反応してしまいます。なぜなら主婦が欲しいのは自分と同じくらい家事をする人間だからです。指示しないと動けない人間ではなく、自分で考えて適切な行動をとれる自分の分身を求めているのです。だから手伝うという消極的な姿勢が許せないのです。

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