先行き不透明で採用も混迷--どうなる? 就職戦線2011

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 不況下でも企業の研究開発や生産技術の高度化のため、企業の理工系学生・大学院生の採用意欲は、ほかの学生の採用に比べて旺盛だ。

傾向の一つとして挙げられるのが採用チャネルが学校推薦から自由応募へ年々シフトしている点。従来、企業の理工系学生の採用は、大学の研究室(教授)と企業の緊密な関係に依っていた。学校(教授)推薦による採用ルートは、学生を確実に採用でき、採用経費がかからない、学校(教授)との関係をより深めるなどの利点があったが、企業と本人が希望しない割り当て就職、学力不足学生の押し付け、教授の就職紹介意欲の減退などから、見直しが進んできた。この傾向は今年も続き、「すべて自由応募とする」企業が、昨年の50%から60%へと増加した。

理工系採用では重点的に採用したい学科の変化も注目される。電気・電子系や機械の人気は変わらないが、化学・薬学系が新たにクローズアップされている。電気自動車や家電の有機素材の利用などが脚光を浴びているためだ。見落とせないのは、「物理・数理系」への関心だ。これは、機械・航空・宇宙・情報・新素材開発などに必要な基礎学力と応用力を期待されてのことだろう。

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