国内のトンネル換気市場の規模は案件件数によって異なるが、「おおむね年間100億円強」(業界関係者)。老朽設備の更新や保守メンテナンス需要もあり、市場規模は拡大傾向にある。
自動車の環境性能向上や電動化が進み、トンネル内の空気環境はかつてほど悪くなくなっている。一見すると、業界にとって逆風が吹き始めているようにもみえるが、パナソニック環境エンジニアリングの岩田敏朗・道路環境営業グループリーダーは「トンネル内で事故や火災が発生した際に排煙することが求められるなど、防災機能は残る」と話す。
トンネル設備の更新時に高性能な換気設備に切り替えたり、防災意識が高まりつつある海外需要も増えている。岩田氏によれば、風の流れをコントロールすることで煙をトンネル内に押しとどめ、避難に必要な視界を確保する、防災面での機能も期待できるという。
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