銀座のママが語る「夜の銀座」にある暗黙ルール

高級クラブやスナック共通の「粋な飲み方」

銀座での暗黙のルールとは? (写真:genki/PIXTA)

夜の銀座の暗黙のルールを知っている方々は、銀座のママだけでなく、銀座のホステス、銀座の黒服から愛されています。そして、キャッシャーと呼ばれる経理の女性やクロークと呼ばれるお客様の上着や荷物を預かる裏方の男性や女性、ポーターと呼ばれる車の配車などを担当している男性からも大切にされています。

拙著『銀座のママが惚れる 一流の男』でも詳しく書きましたが、夜の銀座の暗黙のルールについて、銀座で飲んではいるけど明確には知らないという方も意外と多いのではないかと思います。また、興味はあるけど誰に聞いたらいいのかわからないことかもしれません。

20年くらい前までは、夜の銀座を愛してくださる方々が、ご一緒にいらっしゃる男性に伝授、継承してくださることが当たり前の時代でした。ですが、昨今では、夜の銀座の暗黙のルールを伝授、継承してくださる方が少なくなってきていて、古きよき夜の銀座の世界を知っている人たちが昔を懐かしむことも少なくありません。

そこで、夜の銀座の暗黙のルールを熟知していて、粋な飲み方をなさる男性のどのようなところが一目置かれているのか、銀座のママである私からお伝えしたいと思います。

一番大切なポイントは「値切らない」

夜の銀座の暗黙のルールを知っている方々は、夜の銀座の街を愛してくださっていますし、粋な飲み方についてもよくご存じです。粋な飲み方には、場面によっていろいろありますが、高級クラブであろうがラウンジやスナックのようなお店であろうが共通点があります。

夜の銀座でのいちばん大切なポイントは「値切らない」ことです。夜の銀座は高級店が多いですが、よっぽど悪いお店か担当の女性に出会わない限り、基本的にぼったくられることはないと思います。もし、料金が高すぎると思われる場合は、ご自身が納得のいく料金体系のお店に行かれるのがいちばんです。

銀座のよそのお店のママから聞いたエピソードがあります。

知り合って1年くらいのお客様が新規のお客様をお2人連れて3名でお店にいらっしゃったそうです。楽しい時間を過ごした後、初めていらっしゃったお連れのお客様が支払いをしてくださることに。お会計を黒服の男性が持っていくと「現金で払うから端数を消してほしい」とおっしゃったそうです。「端数を消す」とは三桁以下を0にすること。そのときは「現金で払うから480円をなしにしてほしい」ということで、端数を切った金額の現金を渡してきたそうです。

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