飲み会で株を下げる人の「残念な気遣い」 2つのコツで「できる人」を演出できる

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飲み会での振る舞いで失敗していませんか?(jazzman / PIXTA)
お酒を飲む機会が多い季節ですが、「お酒の席がどうも苦手」という方もいらっしゃるのではないのでしょうか。注文したものが来ないなど、酒席のトラブルをうまく処理できない、という人もいるかもしれません。
そんな人のために、『結果を出す人の「飲み方」の流儀69』の著書もある元銀座人気ホステスの檀れみさんが、すぐに役立つ、「酒席のトラブル挽回法」をご紹介します。

「注文した物が来ない」とならないために

大事な取引先と飲み会。急にお店が混み出して、頼んだ料理がなかなか来ない。相手も自分もちょっとイライラしてきて、話も上の空になってしまう……。そんな状況になること、ありますよね。

そういう事態に陥る前に、まず予防線を張っておくことをおすすめします。具体的には、2つのワザを使うと効果的です。覚えやすくするために、名付けてみました。

ワザ1  “スキなし・ゆったりキャラづくり”
ワザ2  “ヘルプ・ミー”

 

まずはひとつ目のワザである“スキなし・ゆったりキャラづくり”についてです。接待、飲み会、オンオフいずれにしても、約束の相手に会うなり、あいさつから近況報告に流れ、とめどもなくしゃべってしまった。はたまた初対面の人と名刺交換をして、自己紹介や共通する人脈などをたどっていたら、立ち話で10分以上も経ってしまっていた、ということはけっこうありますよね。

話がひと段落して、「あれっ? 乾杯の飲み物も頼んでいなかった……」とやおら気づき、お店のスタッフに「あの〜ドリンクメニューください」というのは、間延びしすぎですよね。ひとしきりしゃべってしまったので、いきなりネタも尽き、目も泳いでしまっていたり。

あいさつからの会話のスタートは皆、なるべくつまづかないように、沈黙にならないようにと気合いを入れているものです。それが裏目に出ると、相手に集中しすぎてしまう。その様子を、お店のスタッフたちは、はたで見ていて、こう思う。

「よくあるパターンだな → しゃべっているのでペースに入っていけない → いちいち待ってられないから、呼ばれたら、行くことにしよう」

これが店員がなかなか来ないという事態の始まりとなるのです。

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