「短い言葉」で印象に残る人になる具体的な方法 コピーライターが説く最強のパワーフレーズ
それは、例えば相手のニーズは何かを考えることです。「相手が聞きたい(知りたい)ことは何か」「相手はどうしたいのか」「どうしたら喜ぶのか」。あるいは「相手にどう行動してほしいか」。そのためには相手にどう考えさせ、どういう情報を与えるべきか。
また、「結論は何か」「クライマックスは何か」「自分が言いたいことは何か」「相手へのお願いは何か」など。「結局、何が言いたいのか?」という問いへの答えを考えてみてください。これらが、まさに伝えるべき中身の元です。
Facebookの投稿にコメントをするケースを例に挙げます。「出版しました!」という投稿に対して、「おめでとうございます!」だけでは足りません。「おめでとうございます! 早速、読ませていただきます!」と付け加えて初めて、相手の聞きたいことに応えたことになるのです。
英語の「S+V」で考える
伝えるべき中身が決まったら、それを英語で習った「S+V」のように、「主語+述語」をベースとする1文にします。修飾する形容詞や副詞は、なるべくつけずシンプルにします。言葉は、形容詞から腐るからです。
基本は、主語と述語のセットであり、「誰が+どうした」。一文一意のシンプルな文はわかりやすく伝わります。これにプラスする情報は「いつ、どこで、何(誰)を」などです。人気オンラインメディアのタイトルのつけ方は参考になるのでチェックしてみてください。
現在の情報過多の世界で勝ち残り、人を動かす指針としてもらうには、言葉にインパクトがなければなりません。そこで、伝えるフレーズが相手の記憶に残るように、普通の言葉をインパクトのある強いキーワードに置き換えるのです。
例えば、「多くの人」は「85パーセントの人」に、「確実な」は「鉄板」、「よいサービス」は「神対応」、「大切」は「命より重い」という具合です。インターネットにもある類語辞典なども活用して探してください。キーワード志向は、言葉に強くなる第一歩です。
ある言葉を削っても意味が変わらないなら、それは削っていい言葉です。
そのほかでも余分な情報はできるだけ削ぎ落として、簡潔なフレーズでピリッと伝えましょう。ムダなことを言わない、すなわち大切なことが残る。というか、大切なことに気づくのです。
サウンドバイトとはメディアなどにピックアップされやすいフレーズのことです。共通しているのは、短く、注目されやすい言葉が使われているという点でしょう。
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