新人を潰す上司は叱り方の本質をわかってない

ほめるためには日ごろから観察が不可欠だ

「怒る」と「叱る」は違います(写真:kikuo/PIXTA)

「新人をどう育成し、どう伸ばせばいいのか」

この問題について悩む指導者は決して少なくないだろう。なにしろ、絶対的な答えが存在するわけではないのだから。しかし、そのことで悩む人にとっては、『10秒で新人を伸ばす質問術』(島村公俊 著、東洋経済新報社)が参考になるかもしれない。

指導者が育成にかける時間を最小限に抑えつつ、最速で新入社員を一人前にするための「質問」を活用した仕事の教え方が紹介されているからである。

ちなみに著者の島村氏は、ソフトバンクで2万人の社員教育に関わったのちに独立し、現在は「講師ビジョン」という会社の代表を務めている人物。同社は、OJTトレーナー研修や新人研修などの研修サービスを通じ、人材育成の支援を行っているのだという。

本書で紹介されているのも、人材育成の現場で提供されている新人教育法の1つだ。

このメソッドは、私が約10年間勤めていたソフトバンクで培い、起業後に多くのクライアント様との仕事を通じて磨き上げたものです。(「はじめに」より)

新人育成に携わる指導者の多くは、新人に対して「早く一人前になってほしい」と思いつつも、教える時間がないという現実に直面しているのではないだろうか?

次ページ新人育成をする際に難しいこととは?
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 近代日本を創造したリアリスト 大久保利通の正体
  • ほしいのは「つかれない家族」
  • 赤木智弘のゲーム一刀両断
  • 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」
トレンドライブラリーAD
人気の動画
築40年超「老朽マンション」丸ごと建て替えの大問題
築40年超「老朽マンション」丸ごと建て替えの大問題
「料理が突然、上手になる」たった1つの簡単秘訣
「料理が突然、上手になる」たった1つの簡単秘訣
山手線2日間運休「渋谷駅大工事」何をどう変えた
山手線2日間運休「渋谷駅大工事」何をどう変えた
AOKI、コロナ禍で売れた「パジャマスーツ」で描く復活戦略の要諦
AOKI、コロナ禍で売れた「パジャマスーツ」で描く復活戦略の要諦
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
持たざる国・日本に大激震<br>エネルギー危機が来る

脱炭素の移行期に化石燃料の争奪戦が勃発。天然ガスの価格は歴史的な急騰を記録しました。余波はサプライチェーンの混乱から世界経済の後退懸念、原発待望論まで広がります。資源小国の日本が生き残る道はあるのでしょうか。

東洋経済education×ICT