イチローが最後に語った「後悔しない」生き方 「自分の限界」を超え続けた28年間の野球人生
「後悔など、あろうはずがありません」
――引退について、後悔や思い残したことはないですか。
今日の球場での出来事、あんなものを見せられたら、後悔など、あろうはずがありません。
結果を出すために、人より頑張ったとは言えません。でも、自分なりに頑張ってきたとは言えます。これを重ねることでしか、後悔を生まない、ということはできないのではないか、と思います。
この後時間が経ったとき、今日のことが、真っ先に浮かぶことは間違いないと思います。いろいろな記録に立ち向かってきましたが、そんなものは、大したことでありません。
――ファンの存在は、イチロー選手にとってどんな存在でしたか。
ゲーム後に、あんなことが起こるとはとても想像していなかったです。
なかなか日本のファンの方の熱量を感じることは難しいんですね。なんとなく印象として、日本の方は表現することが苦手という印象があったんですけど、久々に東京ドームに来て、完全に覆りましたね。

















