24歳の大谷翔平が会見で見せた驚異の人間力

新人王獲得から帰国、天才と言われる理由

どんな質問にも的確に受け答えできる24歳の若者の人間力を解析します(写真:ロイター/アフロ)

11月22日、アメリカメジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平選手が帰国会見を行いました。200人超の記者が駆けつけた会見では、今季の成績から、今後の二刀流、勝負飯、結婚まで、あらゆる質問に対応。これまで大谷選手のイメージといえば、「誠実」「正直」「冷静」などの好イメージばかりでしたが、野球同様にこれらの人間力も一段階進化した姿を見せてくれました。

ここでは会見の様子から、野球選手としてではなく、“ビジネスパーソン・大谷翔平”としての優れた人間力を解析していきます。

キャッチボールを思わせる率直な受け答え

大谷選手は会見場に黒のジャケットとネクタイを身に着けて登場。司会者の「本日はお忙しい中、お越しいただきましてありがとうございます」という言葉に合わせて丁寧にお辞儀をするなど、いきなりビジネスマナーの良さを見せました。

堂々と顔を上げて会場全体に目配せをするような振る舞いは、とても24歳には見えません。大谷選手の第一声は、「おはようございます。本日はお集まりいただきありがとうございます」の感謝。続けて、「シーズン中からたくさんの要望をいただいていたんですけど、なかなかお答えする機会がなかったので」と会見を開いた理由を明確かつ簡潔に述べました。

驚かされたのは、いきなり「右肘にメスを入れることに抵抗はなかったか? 術後の経過は?」という世界中のファンが最も気になっている質問をぶつけられたこと。

大谷選手は、「もちろん抵抗はありましたし、(メスを)入れないほうがいいとは思っていたんですけど、『長期的に見たときにマウンドで不安なく自分のパフォーマンスを出せるようになるのがいちばんだな』と思ったので必要な手術でした」とコメント。いきなり投げられた剛速球のような質問に対して、大谷選手も率直に本音を吐露したのです。相手のボールをしっかり受け止めて、しっかり投げ返す。まるでキャッチボールのような受け答えで、早くも記者たちの心をつかんでしまいました。

さらに、「術後の経過は順調ですし、日常生活についても特に不自由することもなく、最初の1カ月くらいは思い通りに右手を使えなかったので苦労もしましたけど、今では不自由することもないので、『やってよかったな』と思っていますし、復帰に向かう過程でそう思えるようなリハビリの過程を踏めればいいんじゃないかと思っています」と言葉を続けました。「順調」「不自由なく」「やってよかった」というポジティブなフレーズを重ねることで、人々の心配を一掃したのです。

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