アドテクの超新星は、どこまで成長できるか? ビッグデータ活用も見据える、DSPの雄・フリークアウト

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DSP事業者は基本的にはCPC(Cost Per Click=クリック単価)やCPM(Cost Per Mille=ページ表示1000回当たり単価)で広告主に課金し、一定料率を手数料として受け取る。

既存の枠売り広告とRTBの違いは主に下記のとおりだ。

RTBの市場は急拡大しており、フリークアウトの調査資料によると、2013年は北米では約3000億円に到達、2016年には約9000億円への拡大が見込まれている。国内でも2013年に約500億円、2016年には約1000億円への成長が見込まれている。

DSP事業者の2つのタイプ

DSP事業者は国内ではフリークアウトとサイバーエージェント子会社のマイクロアドの2強。海外ではフランスのCriteoや北米のRocket Fuelという企業が存在する。

それぞれの事業者で異なる特徴はあるのだろうか。佐藤氏によるとダイレクトマーケティングに強いDSPと、ブランドマーケティングに強いDSPに分けられるという。

ダイレクトマーケティングとは主にCPA(Cost Per Acquisition=顧客獲得単価)ベースで広告を運用することを指す。それに対し、ブランドマーケティングとはCPA以外の指標での広告運用を指す。純粋な認知向上を目的としたキャンペーンは、ブランドマーケティングの一環だ。オンライン上で直接的に売り上げが上がるのがダイレクトマーケティング、上がらないのがブランドマーケティングであり、前者は販促費、後者は宣伝費ということができる。

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