パッとしない資料を作ってしまう人々の共通点 「頭の中をそのまま資料化」もやりがち
また、この方法であれば、デザイナーやカラーコーディネーターのように、膨大の色の番号や配色ルールを記憶する必要はありません。白いペーパーを使用することが多いビジネスシーンであれば、文字の色のほかに1色、キーとなるポイント色を選び、あとは、そのルールに従うだけなので、考える手間も時間も削減できます。
デザインにも「自分らしさ」をプラスしてみよう
海外のカンファレンスなどでプレゼンを聴講すると、資料のデザインの美しさ、プレゼンのうまさに驚くことがあります。中でも、「その企業らしさ」「自分らしさ」には、とてもこだわりを持っているように感じられます。自身のプレゼンスをアップさせるためにも、基本を踏まえたうえで資料デザインの中に自分らしさを盛り込んでみましょう。
とくに、資料にも自分が伝えたいこととぴったり合ったフォントを選ぶというのは、誰でもができる「イメージ戦略」です。
世界のトップブランドを見渡せば、高級車メーカーRolls Royce、BENTLEYなどは、「ヒューマニスト(人間的)サンセリフ」と呼ばれるデザインで有名なGill Sansを使用しています。GoogleやUberといったテクノロジーの最先端にいる企業は、「ジオメトリック(機械的)サンセリフ」と呼ばれるとても現代的なイメージのデザインのフォントを使用しています。
高級車メーカーと、GoogleやUberで使われているフォントや色などからは、なんとなく「雰囲気」の違いを、感じます。なんとなく感じる「雰囲気」は偶然ではなく、企業の方針と戦略に沿ったデザインの施策の結果です。これは企業戦略に限った話ではなく、資料作成においてもフォントや色などで「らしさ」を伝えることは可能です。
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