4位はKDDI、富士フイルムホールディングス、オムロンの3社が387.2点で並んだ。
KDDIは全部門95点以上とバランス型。富士フイルムは社会性100点と社会貢献など社会課題解決に強さ。オムロンは企業統治100点と高レベルのガバナンスに加え社会性も98.8点と社会課題解決にも積極的。最終的な得点は同じだが、各部門を見ていくと各社の特徴がよく表れている。
7位はトヨタ自動車で386.8点。環境98.6点、社会性97.5点、企業統治96.9点、人材活用93.8点。高いレベルの環境得点を中心にバランスよく得点した。
以下、8位帝人385.1点、9位ブリヂストン384.9点、10位東京海上ホールディングス384.8点と続く。
規模は小さくてもESG投資で魅力的な会社
安全性や規模などの財務評価が合計得点の50%を占めるCSR企業ランキングでは大手企業が上位100社の多数を占める。しかし、このランキングでは規模等で若干劣る22位アシックス(379.8点、CSR企業ランキング127位)、27位ファンケル(378.3点、同176位)、32位フジクラ(376.8点、同132位)、34位キユーピー(375.6点、同134位)などもランクインした。
安全性や規模の評価は、企業が事業を含めて継続的に幅広く社会に貢献できるかを見るために重要な指標と考えているが、どうしても大手が有利になる。ESG企業ランキングでは、財務指標はROEだけを使うことで、規模は若干小さくても、投資面で魅力的な会社が選ばれるようにしている。
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