信頼される会社をCSRと財務の両面から見つける「CSR企業ランキング」。6月の総合ランキングと部門別ランキングに続き、今回は「所属業種別のランキング(未上場も含む)」をご紹介する。ポイント算出方法など、ランキングについての解説はこちらだ。
CSR活動は業種・業態により行える活動に差がある。そのため、各企業のCSRの取り組みを評価する際は全体の順位とあわせて業種ごとに見ていく必要がある。
そこで、いくつか業種をまとめた形で最大上位10社をご紹介する。なお『CSR企業白書』2019年版には、金融機関は50位、未上場は25位、他は最大20位まで掲載しているので参考にしていただきたい。
まず各業種のトップ企業をご紹介する。各トップは総合ランキングの上位が多いが鉄鋼/非鉄金属/金属製品の住友電気工業(総合59位)、その他製品の大日本印刷(同62位)、不動産業の三菱地所(同102位)は総合でトップ50に入っていない。
ただ、業種による違いを考慮するとこれら「業種トップ」は総合順位とは関係なく各業種を代表する「CSR先進企業」と判断してよい。では、業種ごとのランキングを見ていこう。
金融はSOMPOホールディングスがトップに
まずは金融機関。昨年から金融機関の財務得点も作成し、財務とCSRの両面でのランキングを作成している。
1位はSOMPOホールディングスで392.0点。部門別では人材活用100点、環境100点がいずれも1位。企業統治+社会性は98.3点の6位といずれも上位を占める。
女性管理職比率16.9%、総労働時間1790.0時間、男性育児休業取得率76.5%など働きやすさの指標はいずれも高い。
SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みも積極的だ。ミャンマーの農村地域で母子が安心・健康に暮らせる社会の実現に向け、母子保健の改善プログラム支援といったグローバルの課題解決に幅広く取り組んでいる。
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