続いて、GPIFのESG指数構成銘柄で東洋経済CSR調査には未回答の独自調査企業をいくつかご紹介する。
未回答企業をすべては調査できなかったが、今回は2つのインデックスを作成しているMSCIのMSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数とMSCI日本株女性活躍指数(WIN)から取り上げる。
720位東武鉄道(118.9点)、732位日本取引所グループ(112.5点)、752位広島銀行(103.8点)、837位キーエンス、ZOZOの2社(60点)と軒並み下位だった。いずれも業績は安定していて、とくに日本取引所グループ、キーエンス、ZOZOの3社はROEも高かった。
しかし、昨年夏の時点ではWeb等に公開されていたESG情報は多くなかった。「ESG先進企業」の基準は評価機関によって大きく異なるとよく言われるが、われわれが考えるESG情報とはかなり差異があるようだ。
CSR企業総覧の役目
なお、今回の評価に使用した調査情報は『CSR企業総覧』(雇用・人材活用編)(ESG編)2019年版に掲載しているので、興味のある方はそちらをご覧いただきたい。
東洋経済ESG・CSR評価で評価に使う情報は『CSR企業総覧』にすべて掲載。評価項目・評価のポイント・得点も公開している。非財務情報はどのような情報を集めて評価しているかを幅広く共有していくことがスタート地点になると考える。『CSR企業総覧』や「CSR評価データ」はそのための基礎情報として今後も役目を果たしていきたい。
もちろんわれわれの評価も完成形とは言えない。多くの方からのご意見をお聞きしながらさらにレベルアップに励みたい。
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