『バブル世代はどうすれば…』(40歳男性) 城繁幸の非エリートキャリア相談

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『バブル世代はどうすれば…』(40歳男性)

終身雇用の崩壊、成果主義の導入などにより、日本人の「働き方」は激変。その結果、自身のキャリアに迷えるビジネスパーソンは増えていくばかりだ。これまでの古い「昭和的価値観」から抜けだし、新たな「平成的価値観」を身に付けるためにどうすればいいのか。日本の人事制度を知り尽くした城繁幸氏が、あなたの悩みにお答えします。

CASE:9

『バブル世代はどうすれば…』(40歳男性)

<相談者の悩み>

 某情報サービス大手の地方職場に勤務するバブル世代の40男(独身)です。城さんの本も読ませていただきました。

 私の会社は常駐請負型の業態で、私などは入社以来ずっと同じ某地方有名製造業に常駐しています。それでも40代になって単価が高くなったというのもあってか、2年ほど前に部署だけは移動して「コンサルタント」の 肩書きだけはつきました。ただ、実態はあまり変化していません。というか今更そんな仕事ができるか!というのが正直なところです。

 そんなストレスもあったのか、激務でもないのにちょっと壊れかかっていたこともありました。

 成果主義はかなり早い段階で導入された会社ですが、特に東京以外のエリアでは常駐社員が多い中、評価軸もはっきりせず、運用がうまくいくわけもありません。

 「何をしたら出世できるの?給料あがるの?」 という閉塞感に答えを得ることもないまま、バブル世代も、ここ数年入社の若人も、ちょっと上の団塊ジュニア達も、城さんの本の内容そのまんまに腐っております。彼らをみていると本当にかわいそうに思えます(自分もそうですが)。

 結局、そんな私たちはどうしたらいいんでしょうか?

 きっとそのうち、しがみついていることも難しくなるような気がします。そんな中、独立起業した元上司から「うちの会社に来い」と誘われています。今の会社には見切りをつけて、さっさとそっちにいったほうがよいのでしょうか?

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