「話をスルーされがちな人」に欠けている視点 聞き手は聞くメリットを感じていない
Step4:メリットを享受できる具体的なステップを説明する
最後のステップの目的は、聞き手の行動を促すことです。話や説明などのコミュニケーションは、相手を動かしてこそ価値が出るのです。
やらないと相手の気持ちが冷めてしまう
Step3までの説明を聞き手がしっかり理解できていれば、その内容を取り込みたい気持ちでいっぱいになっているはずです。ここで満を持して、具体的にどういう手順を踏んでいけば、自分が使いこなせるレベルまでいけるのかを伝えていきます。
覚えておいていただきたいのは、Step3で止めずに、このStep4まで必ず行うことが大事だということです。なぜなら、聞き手の気持ちが盛り上がったときに、具体的な行動を促すステップまで説明しておかないと、相手の気持ちが冷めてしまうからです。
「そのうちに……」と思いはじめ、そのまま忘れ去られてしまう可能性が高くなります。聞き手のメリットを最も大きくさせるためには、多少の手間暇がかかるとしても、具体的なステップまでしっかり説明すべきなのです。
この「メリット訴求」の型は、当たり前であるがゆえに、ついつい手薄になりがちです。人によっては、わざとらしくなりそうで躊躇してしまうこともあるかもしれません。
それでも、聞き手の心を動かすためには、あなたの説明を聞くメリットをしっかり伝えることが大切です。大切なことは、いったん「型(フレーム)」にはめてみることです。それでやりにくかったら、使いやすいように修正を加えていけばいいのです。
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