ほんの3分!脂肪が燃え続ける秘密の「運動法」

医学界とスポーツ界が注目するHIITの秘密

それに比べ、持続運動グループは「最大心拍数の90~95%の負荷で30分間、トレッドミル・ランニング」というかなりキツい持続運動です。

それにもかかわらず、HIIT群は持続運動群と比べていずれの値も高く維持されており、持続運動よりもHIITのほうが運動後にエネルギーを消費していることがわかります。

このアフターバーン効果は、HIITのような運動強度の高い運動ほど長く続くことがわかっています。

つまり、例えば朝にHIITを行えば、少なくとも午前中は体がエネルギーを消費しやすい状態(脂肪を燃焼しやすい状態)が続くということです。運動時間の短いHIITに脂肪燃焼効果があるのは、こうした運動後の体の変化・反応があるからなのです。

「内臓脂肪」と「お腹周りの皮下脂肪」にダブル効果

さらに、「脂肪」の減少効果だけを比較すると、ジョギングよりもHIITのほうが効果が高いこともわかっています。

とくに、中高年以降気になる「お腹周りの脂肪」と「内臓脂肪」を減らすのに効果的です。

体重減少効果を見るとジョギングなどの中等度の持続的運動と同じくらいなのですが、その理由は、HIITを続けていると脂肪が減っていくと同時に、筋肉もつくからです。

一度でも本気でダイエットや筋トレをしたことがある方なら、「脂肪を落としつつ、筋肉をつける」ということがいかに大変なことかご存じでしょう。

専用の器具がそろったジムに行ったとしても、最初の30分くらいはトレッドミルで有酸素運動をして(脂肪を燃やすことと基礎代謝アップが目的)、そのあと筋トレをするといった手間がかかります。

ですが、HIITは「有酸素運動」と「筋トレ」の2つを同時にできるトレーニングなので、脂肪減少と筋肉量アップがいっぺんに叶うのです。

HIITと中等度の持続運動の脂肪減少効果を比較した調査研究の結果もあります。

次ページ若い女性を3群に分けて行った調査の内容とは…
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