スズキ「4代目ジムニー」、発売1年後の通信簿 見えてきた顧客層の特徴と人気の理由とは
昨年7月に、20年ぶりのフルモデルチェンジを果たしたスズキの軽4輪(4WD)駆動車「ジムニー」が、発売から1年が経過した。
一般社団法人の全国軽自動車協会連合会(全軽自協)による5月の通称名別新車販売速報の乗用車ベスト15で、ジムニーは12位の成績だ。トップは、いうまでもなくホンダN-BOXで、次いで、スペーシア、デイズ、タント、ムーヴとハイトワゴンが続く。
ちなみに、スズキの軽SUVであるハスラーは9位である。これら数字から見ると、ジムニーの販売実績はまずまずと言えても、それほど驚くべき数値ではないかのように見える。
発売1年足らずで2万台超を販売
だが、悪路走破性を備えた本格4輪駆動車という、登録車でいえばトヨタ・ランドクルーザーや三菱自動車パジェロのような車種であることを考えると、相当な人気を得ているようだ。実際、パジェロに関しては国内での販売終了に追い込まれる事態となっている。
スズキ広報に問い合わせたところ、昨年7月以降のジムニーの販売台数が明らかになった。発売が開始された同月にいきなり5000台を販売し、対前年比524%のプラスを記録。8月以降はやや落ち着きを取り戻すが、対前年比200%前後で推移する。
新年になると再び販売台数は上昇し、今年2月には2900台超、3月は4000台弱、4月は約2600台で、5月に至る。ジムニーの年間販売目標台数は1万5000台であり、5月までの11カ月の累計販売台数は2万台を超えている。
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