働く女性の5割超「フルキャリ」を活かす方法 男性管理職が「女性部下の育成」に戸惑う理由

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働く女性について「ゆるキャリ」「バリキャリ」と二元論で語られがちですが、「フルキャリ」という第3の働き手が、これからの人材不足時代の鍵となるかもしれません(写真:xiangtao/PIXTA)
今や働く女性の半数を超える「フルキャリ」をご存じでしょうか?
「ゆるキャリ」でも「バリキャリ」でもない、新しい価値観をもった第3の働き手を「フルキャリ」と名づけ、近著『フルキャリマネジメント』を著した武田佳奈氏が、フルキャリたちの仕事に対する姿勢や考え方を紹介します。

女性の部下の育成に戸惑う管理職

ある日、女性の部下に「妊娠しました」と報告されたら、マネジャーであるあなたはどうしますか。

『フルキャリマネジメント』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

実際に、そのような報告を受け、その後産休に入るまでどう接すればよいのかわからなくて困ったという経験をした管理職の方も増えてきたのではないでしょうか。育休から復職してくる女性の部下について、どのように受け入れるべきなのか頭を抱えている人もいるかもしれません。

まだ経験はなくても、部下の顔を見回して、いつそのような報告があってもおかしくない、明日はわが身だと感じる人も少なくないのではないでしょうか。

女性の採用比率は年々高まっています。ここ数年で女性の採用を積極的に進めてきた多くの企業において、働きながら、結婚、妊娠・出産といったライフイベントを次々と経験していく女性社員が増え始めています。統計的に見れば、妊娠・出産後も仕事を続け、子育てしながら働く女性社員は増えました。

次ページそれに反して管理職のほうは…
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