最多は55~59歳、年9.9万人離職する介護の実態 「介護と仕事」の両立なんとも厳しい現実

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転職者と介護専念者に、介護開始から会社を辞めるまでの期間をたずねました。転職者、介護専念者ともに、5割強~6割弱の人が、親が介護状態になってから1年以内に離職しています。介護専念者は男女とも12.9%の人が、介護状態になったら「すぐに」離職したと回答しており、転職者より高い割合を示しています。

「すぐに」と「6カ月以下」を合わせた割合も、男性42.0%・女性46.4%と転職者より明らかに高くなっています。一方で、転職者、介護離職者とも、5年を超えてから辞めた人も約1割存在します。介護開始から離職までの平均年数は、転職者、介護専念者ともに2~3年となっています。

介護認定を受ける前の離職

転職者と介護専念者が離職を決断したときの、親の要介護度をたずねました。介護専念者の女性では、離職時点では親が「認定を受けていない」人が27.1%と、ほかと比べて高くなっています。3割弱の人が認定を受ける前に、あるいは受けることなく離職していることがうかがえます。

男性では、介護専念者の44.2%が「要介護3・4・5」と回答しており、転職者より8.8ポイント多く、要介護度が高いことがわかりました。

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